おれは六十で
君は、十六だが、
それでも、君は
おれのお母さん。
おお、おれの小さな耳掻きさん。
いとしいちりれんげ。
海辺の白砂の
しめつたはだを、
さざなみがよせ
さざなみが退く。
さざなみが退き
さざなみがよせ、
いつかは、君はゐない。
いつかはおれもゐない。
ありし日の君の
その頬は菫いろで
くちびるのいろは白
君のおへその蜘蛛の巣から
はるばるきこえてくる
それは
むかしの子守唄。
君のなげだした両ももの
おくに
なにがあっても
どうでもいい。
ー 金子光晴「こころのうた」より
「さかえ書房」というサンロードにある古本屋は、東京に出てきたときからよく通った店で、詩人の金子光晴さん直筆の看板が目印。
吉祥寺には熱い心の詩人がいて、作家がいて、フォークシンガーがいて、ロック喫茶があって、公園があって、うまい焼鳥屋があって、インド料理もうまいし、コーヒーもうまい。
東京で暮らしはじめた僕らには吉祥寺は確かに輝いていた。
井の頭公園で友達と金子光晴の詩を声に出して読んだのは、もう三十年以上前になる。
そして、だいぶ景色は変わりましたが、それでも吉祥寺には今もなお吉祥寺ストリートがあって、若者たちが歩きすぎていく。
そんな路上で歌うのが「森恵さん」。
そんな路上で歌うのが「森恵さん」。
アコースティック・ギターに伸びやかな声がすばらしい!!
都内のいろんな路上に出没しているそうですが、そして今や路上以外のライブも、でも吉祥寺が勝手に似合うような気がしています。ぼくはね。
You Tubeにアップされた彼女の路上ライブをここに転載します。
吉祥寺ストリートはどんなライブスポットにも負けないステージです☆
明日も僕は吉祥寺を歩くから。
そして、いろんな思いをかきたてるぜ!!
吉祥寺ストリート。
そこで過去は現在と交わり、そこが、僕らの「位置」なんだと思う。
そして、いろんな思いをかきたてるぜ!!
吉祥寺ストリート。
そこで過去は現在と交わり、そこが、僕らの「位置」なんだと思う。
『位置』
『運命にさよなら』
0 件のコメント:
コメントを投稿