2013年7月22日月曜日

知価Bar. にて

知価Bar. とは「知価場」。

すなわち、「知」恵をつなげて新しい「価」値を生み出す「場」となる。ということだそうです。
月に一度、青山にあるお店で、様々な分野の方たちと語る場が「知価場」です。


僕は、先日この「知価Bar. 」でお話しする機会を頂きました。その日ご一緒したもう一人のゲストの方は著名な振付師であり、教師であり、バリアフリーの社会を模索し提案する人でもある「香瑠鼓」さんこと、五十嵐 薫子さんでした。
香瑠鼓さん☆知価BARにて: 2003.7.20

僕がまだ芝居をはじめたばかりの頃、彼女とはミュージカルの舞台でご一緒したのです。かつての共演者が、別々を道を歩んできて、いつしかこうして時を経て再会するとは不思議な感じがします。それも三十年の時を経て。
そもそも、今回の出演は、先月急逝した大学の先輩であり芝居の先輩でもある「塩屋俊」さんの代打で出演を引き受けたものです。それは小さなお店での小さなトーク・セッションでした。だけど、こうして再会というプレゼントが着いてきた。彼が引き合わせてくれたんだな。そんな風に思います。
ところで、薫子さんのお話は非常に興味深いものでした。「共感覚」というテーマで、彼女の開発した「ネイチャーバイブレーションメソッド」という身体論の一部をデモンストレーションして頂いたのです。例えば、目の前にいる人を見た瞬間にその人物から来た波動を感じて即興的に振り付ける、とか、手や身体を開くことで、動作自体が身体を通じて精神に影響を与える、とか…。彼女が言うように、僕らの身体は大方水からできているので、波動を感じやすく、実際はコトバ以上にコミュニューケーションの大半を形作っているのでしょう。小さな「知価Bar. 」の室内が空気や水が行き交い交差し漂い浮き沈む、実に不思議な体験が得られました。
僕は「コトバ」を取り戻そうとして旅してきましたが、薫子さんはコトバ以外の意味を見いだす旅に出ていたのだと思いました。
その意味で、それぞれの旅の途上で、こうして再会できるのは本当に嬉しいことです。素晴らしい体験をありがとう!!


僕です☆知価BARにて: 2003.7.20
この知価Bar. を企てているのが、僕の三十年来の友人にして、僕のロックバンド「FIFTIES」の最強のドラマー・越前広一さんです。以下、コーイチでいきます。
コーイチとはやはり初期の頃舞台を共にし、熱い二十代をすごした仲間でした。やがて、企業戦士となった彼とも数年前に再会し、今度は音楽で、しかもロックで燃えているというわけです。
今回のトーク・セッションでは、彼の中学時代のお友達も参加して頂き、僕も熱くなって激論するという、嬉しいハプニングもありました!ロックしたぜ!!
そのご友人がお話ししてくれたのが、911の時のWTCビル内の様子。
間一髪で社員と共に脱出することのできたエピソードは生々しく、そしてその体験の重さに鳥肌がたちました。部下が一人も亡くならなかったというのは、本当に奇跡なのだな、と思いました。そして、人は、何気なく、驚くべき体験を胸に秘めながら生活しているのだなと改めて思いました。貴重なお話し、ありがとうございました!!
本当に温かい雰囲気の中、あっという間に時間が経ってしまい、話し足りないぐらいでした。
また、ぜひこんな機会を持てたらいいね!

コーイチ☆
ありがと!!!(写真も使わせてもらったよ!)

薫子さん☆
また、お目にかかりましょう!!!

そして、参加して頂いた皆様☆
温かいリアクションに感謝です!!!
また!!!!

 

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