2009年6月24日水曜日

やはり。。。。

やはり、思った通り、世界の状況は動いているようです。
中国でも中東でも抗議の暴動が起こる。世界は民主化をめざして動いているように見えます。

でも、
本当にそうなのだろうか。

イランで少女が民兵によって射殺されたというニュース動画が世界を駆け巡っています。

射殺犯が本当に民兵なのか、大統領による選挙の不正が本当にあったのか、民衆によるとされている抗議行動の準備は如何に為されたのか、どうして選挙は不正だと騒ぐのがイスラエルとCNNとBBCなのか、そもそも殺された少女の正確な年齢も名前さえ不明なのは何故なのか・・・・実際何もはっきりしたことがわかっていないにもかかわらず、まさにアメリカとイスラエルに都合のよい状況が作り出され、展開されています。国際世論がイランに対する不信と米国を中心とした他国の介入を是認するのも時間の問題でしょう。いや、すでにその方向に動いています。

これまで、中南米や東アジア、そしてアフリカで繰り返されてきた同じ工作が行われていると僕は思う。これは明らかな人の死を利用した悪辣なプロパガンダです。
こうしたプロパガンダにのせられてはいけない。
こんな時こそ、背後の状況に眼をこらすべきだと思う。

ドラマを創る人間として見れば、現在のこの状況は、完全にシナリオ通りに動いているように見えます。このシナリオは、とても安っぽくシンプルです。この数十年何度も繰り返されてきたので、予想もつくのですが、だからこそ同時に強力で偏向した物語形成作用があるんです。
昨今のハリウッド製超大作映画のシナリオが単純な繰り返しになっているのと軌を一にしています。病的なほど繰り返しなんだ。
背後の利害関係に注目すれば、暴動を煽り、それを口実にし、真の攻撃を仕掛けることが可能になる国は限定されてしまうでしょう。実際はものすごく単純です。あまりにもあからさまなので人は逆に気がつかない。テロリストをやっつけろ!と叫ぶ人間自体がテロリストである、なんてことはなかなか気づきがたいことですもんね。

民主化の動きはとても重要なことだけれど、それを利用し世論を誘導する可能性についても常に気を配りたいものです。
現在は、今から十年前の状況とはまるで違う時代に入っています。
あからさまなほど、見え透いた、同じやり方を際限なく繰り返している連中がいる。

だから、
出来事の表面的な部分で、脊髄反応しない精神の静寂が必要とされている気がします。
条件反射的に、メディアの誘導にのらないこと。
昔もそうでしたが、今もなお、いや、今だからこそ、それが試されているんだと思うな。

イランで一人の少女が殺されました。しかし、その真相はわからないんです。
わからないのに、わかった感じがすること自体がプロパガンダの機能なんですね。
作られた誘導には、簡単にのるまい。

0 件のコメント:

Powered By Blogger