2009年3月29日日曜日

ギンズバーグが吠える!

Photo by John Hopkins 
in London
  • Allen Ginsberg's "Howl" 
  • I saw the best minds of my generation destroyed by
  • madness, starving hysterical naked,
  • dragging themselves through the negro streets at 
  • dawn looking for an angry fix,
  • angelheaded hipsters burning for the ancient 
  • heavenly connection to the starry dynamo in the
  • machinery of night,
  • who poverty and tatters and hollow-eyed and high
  • sat up smoking in the supernatural darkness of
  • cold-water flats floating across the tops of cities
  • contemplating jazz,..............................
ビート詩人と呼ばれたアレン・ギンズバーグの「吠える」の冒頭です。
二十代の後半、僕は友人と彼の朗読会に行ったときのことを忘れることができない。

ジャズベースとともに、そのビートに乗りながら、まさに吠えるように、汗を滴らせながら、彼は詩を読んでいた。
詩は声に出して初めてこの世に存在する事を許される。
それはプネウマ(息)そのものだ。

何故意味あるものが失われ、何故無意味がはびこり、何故愚かさが賢明さを破壊しようとするのか、
時代が変わろうと、不安は変わらず、むしろ、狂気の度合いは増しているのかもしれない。

現代という「狂気の時代」にこそギンズバーグは読まれるべきもののような気がします。

狂気の時代に、人は自分たちが狂っているという自覚を失っているものです。
だからこそ、この時代は、今という時代は、確実に狂っているのではないですか?

吠えるべき対象は、古い時代の誰かではなく、我々自身でしょう。
たとえば、ヒトラーやナチスが悪いというのは容易い。
むしろ、今目に見えないものの中にこそ、狂気の原因と、策略が隠されている。
我々自身の中に深く浸透している価値観にこそ、狂気の因子は潜んでいる。

ギンズバーグはこの世を去りましたが、残された我々がどう生きるのかが今試されているのだと思う。

酔狂な、そして同時に、真剣そのものの生き方が、今試されているのだと思う。

次に、この時代に向かって吠えるのは、僕らの番なのだ。

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