2009年3月9日月曜日
時代は変わる
こんな写真を見つけました。
その昔学生は積極的に社会参加し、今の若者は不甲斐なくもフリーターに成り下がっている、というような言い方をよく耳にしますが、マジですか?
少なくとも、共産革命を夢見ることは結構だが、その夢破れた後は、社会の制度に過剰に適応していったのも学生運動の参加者ではなかったか。
そして、その過剰適応こそが、社会主義的理想とまったく逆の新自由主義的資本主義に溺れる契機となったのである。
革命を夢見る態度は、挫折と共に過剰な現実主義者へ転向させたのではないか。
時代は確かに変わります。
今僕らが直面しているのは、社会に適応不能になるほどの無関心を生み出す利益の一極集中であり、姿を変えた奴隷制の時代の到来です。
社会制度の変更を迫るよりむしろ、個人の価値観の変更をめざしたい。
それは、運動ではないだろう。
それは、小さな個人の生活の小さな変化に過ぎないかもしれない。
しかし、学生運動などでは決してめざすことのできない長期間にわたる精神の転換こそ、僕らはめざすべきなのではないかと思う。
時代は変わり、今、確かに巨大な興奮の渦は起きはしないだろう。
だが、静かに、変わりつつあるのである。
それはIdeologyではない。
Lifeだ。
Lifeの変換である。
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