※このべーシーの写真は『関西ウォーカー自遊人 Trial』 さんからの引用です☆URLは下※
http://trial05.exblog.jp/6941807/
『高校時代』
僕は十八歳まで岩手の一ノ関というところで育ちました。
高校の正門を出ると道を挟んで映画館が並んでおります。
大映、日活、東映と呼ばれた懐かしの映画館街。
小学校の怪獣映画からチャンバラ、戦争映画、ポルノに至るまで見せて頂きました。
「青春の蹉跌」「旅の重さ」「約束」「放課後」・・・みんなそこで見たんだな。
それから、
その道を大通りの方へ出るその一歩手前、左側にその店はありました。
その名は、
☆ジャズ喫茶べーシー☆
(http://www5f.biglobe.ne.jp/~toronto/basie.htm)
カウント・ベーシーから名前を頂いたこのお店は全国でもちょいと知られたジャズ喫茶。
その頃の一ノ関は不思議な町で、
道の向こうにナベサダさんがアルトサックスを持って突っ立っているかと思えば、
高校の前をエラ・フィッツジェラルドが通り過ぎたとかしないとか、
ロン・カーターが八百屋に来たとか来ないとか、
まぁ、あれだ、べーシーの周りに世界が噴出していたのは確かです。
狭い町の中に、世界が歩いていました。
こんなこと東京じゃなかっただろうな?
そんなふうに思います。
田舎の真ん中に世界中から風が吹き込んできた!
ジャズなんて大人の音楽と思っていたけど、
同級生がトランペットを始め、
ドラムを始め、
僕は、
それでもロックに固執していた。
学校帰りに「リズム」というそば屋で学割中華を食べ、
その足で友達とべーシーの四人がけのテーブルでコーヒーを飲む。
ちょっと高校生には高かったけど、大人の気分、
それから、デートっていえば、まずはべーシーで待ち合わせ、
それからちょっと離れた映画館「オリオン座」に洋画を観に行くんだ。
オリオン座もべーシーも元は倉庫だったような気がするけど・・・
違いますか?
唯一の洋画専門の映画館「オリオン座」も、もうだいぶ前になくなった。
でも、
べーシーは今でも健在です☆
トランペッターをめざしたあいつや
ドラマーをめざしたあいつ
そして
ベーシストになったあいつ
みんな元気かな
俺は相変わらず
ロックしながら、演劇してるぜ!
┐(  ̄ー ̄)┌ フッ
今、思えば、あの頃、
俺達の青春はべーシーの周りにあったのかもしれない。
また、いつか、コーヒー飲みにいきます。
その日まで☆
4 件のコメント:
始めまして~!
一関・ベイシー記事にコメント戴いたトライアルです。
写真・URLまでリンク貼って戴き光栄です♪
ありがとうございました~。m(_"_)m
高校生でベイシーへ通ってたなんて・・・
おマセ(笑)というか、羨ましい環境というか・・・。(*^^)
ベイシー・オーナーは人間的にも魅力的な方です。
あの回りだけ 世界的なんですからね~♪
素晴らしい故郷をお持ちですね~!
東山動物園の弟さん、楽しい方ですね~♪
名古屋は常連ですので、行ったおりには・・・
お声かけてみます。(*^^)v
ようこそ!
こちらこそ、ステキなお写真ありがとうございます☆
実はべーシーの周りだけが世界的だったわけではないんですが…それはまた、いずれ。
ともかくも、最高にナイスなお店ですよね☆
またお越しくださいね(*^^)v
はじめまして。
一関のべーシーには、ここ数年で何回か
行きました。
とてもすてきなお店で、インターナショナルで、
とてもすごいジャズが味わえる場所でした。
私の拙ブログで、この記事を紹介させて
いただきたくお願いいたします^^。
yukoedenさん
はじめまして☆
そうですか!うれしいですね!
僕の青春のお店です。
どうぞ、ご自由にお使い下さい。
また!!
コメントを投稿