ノーム・チョムスキーは「生成文法」で知られる著名な言語学者です。
しかし、言語の専門家からは叱られるかもしれませんが、彼の素晴らしさは、その言語学における業績よりむしろ、その政治的発言と無数の政治評論の方にあると、僕は思っている。
その代表的な著作のひとつに「Manufacturing Consent」(邦訳:マニュファクチャリング・コンセント:合意の捏造)があります。
面白いのは本とならんで、同じタイトルのDVDもあるんですね。
DVDの日本語タイトルは『チョムスキーとメディア』。
テーマは、大衆は知らない間に様々な政治判断に合意させられていて、しかも、そのことにほとんど気づくこともなく操作されている、ということ。
それを細かい事実を積み上げることで証明していく気の遠くなるような作業の結果が、本になって結実しているわけなんです。
彼の多くの著作の中心テーマは、マスメディアの崩壊です。
今やネットが主流になったから、既成のメディアが駄目になったなどというようなどうでもいい話では到底ありません。
メディアは体制と利害を一致させ、たえず後押しするか、共謀してきた。
客観的に正しいメディアなどひとつもないし、ニュースも新聞記事も、懐疑的な目で見てはじめて、裏の意味が見えてくる。
我々は一部の人間たちに操作されていることに自覚的にならなくてはならない。
メディアで垂れ流されている情報を、鵜呑みにするほど愚かなことはない。
そうなると、ネットの方がぜんぜんいいじゃない、などと主張する人も出てくるわけですが、そんなことはない。カオスの状態のサイバー空間中に迷い込み、判断不能の状態に陥るのが関の山。
だとすれば、大切なのは何?ということになる。
あえていえば、それは懐疑的で、しかも表面的な価値観や評価に踊らされない、強い意志が問われているのだと思うよ。大切なのはそれ。
言葉を額面通りに受け取らず、反芻し、確認し、判断する。
我々は、こんな風に試される時代に入ってしまったのだと、つくづく感じます。
簡単に納得するのは、やめましょう☆
テーマは、大衆は知らない間に様々な政治判断に合意させられていて、しかも、そのことにほとんど気づくこともなく操作されている、ということ。
それを細かい事実を積み上げることで証明していく気の遠くなるような作業の結果が、本になって結実しているわけなんです。
彼の多くの著作の中心テーマは、マスメディアの崩壊です。
今やネットが主流になったから、既成のメディアが駄目になったなどというようなどうでもいい話では到底ありません。
メディアは体制と利害を一致させ、たえず後押しするか、共謀してきた。
客観的に正しいメディアなどひとつもないし、ニュースも新聞記事も、懐疑的な目で見てはじめて、裏の意味が見えてくる。
我々は一部の人間たちに操作されていることに自覚的にならなくてはならない。
メディアで垂れ流されている情報を、鵜呑みにするほど愚かなことはない。
そうなると、ネットの方がぜんぜんいいじゃない、などと主張する人も出てくるわけですが、そんなことはない。カオスの状態のサイバー空間中に迷い込み、判断不能の状態に陥るのが関の山。
だとすれば、大切なのは何?ということになる。
あえていえば、それは懐疑的で、しかも表面的な価値観や評価に踊らされない、強い意志が問われているのだと思うよ。大切なのはそれ。
言葉を額面通りに受け取らず、反芻し、確認し、判断する。
我々は、こんな風に試される時代に入ってしまったのだと、つくづく感じます。
簡単に納得するのは、やめましょう☆
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