DO NOT GO GENTLE INTO THAT GOOD NIGHT
Do not go gentle into that good night,
Old age should burn and rave at close of day;
Rage, rage against the dying of the light.
Though wise men at their end know dark is right, Because their words had forked no lightning they Do not go gentle into that good night.
Good men, the last wave by, crying how bright Their frail deeds might have danced in a green bay, Rage, rage against the dying of the light.
Wild men who caught and sang the sun in flight, And learn, too late, they grieved it on its way, Do not go gentle into that good night.
Grave men, near death, who see with blinding sight Blind eyes could blaze like meteors and be gay, Rage, rage against the dying of the light.
And you, my father, there on the sad height, Curse, bless me now with your fierce tears, I pray. Do not go gentle into that good night. Rage, rage against the dying of the light.
ディラン・トーマスを聴いてみませんか?
詩は読むものではなく聴くものだと前に書きましたが、まさしくこれがそのひとつ例だと思います。
詩の朗読は限りなく芝居に近く、芝居は限りなく詩に近づく。それは音の世界がそうさせるのでは?
青春時代を共に過ごした友人と最近連絡を取り合うことができ、あの頃読んだこの詩を思い出しました。彼はアイルランド文学の視点から故郷を考え、僕は芝居という装置で故郷を追体験する。
それぞれの方法もアプローチする方向も違うけれど、それでも、生きるということの意味を再発見し、味わいなおしているという点では、一致していると思う。恐らく、共に八十年代以降のポストモダン的価値観に違和感を持ち続けていたのだろうと今では勝手に思っています。
そうだよね?
だから、ダサくても構いません。ディラン・トーマスを聴こう☆
3 件のコメント:
DO NOT GO GENTLE INTO THAT GOOD NIGHTを調べていてこちらに辿りつきました。
>詩は読むものではなく聴くものだと前に書きましたが、まさしくこれがそのひとつ例だと思います。
同感です。とくに彼はBBCのラジオ番組をやっていた関係か、自身が朗読した音声が沢山残っているのは、素晴らしい財産ですね。100%言葉の意味は理解していないけれども、心地よい音楽を聴く。そんな感覚で楽しんでいます。
彼がCharles Laughtonのウェールズ訛りの英語を真似たというエピソードも興味深いです。
>だから、ダサくても構いません。ディラン・トーマスを聴こう☆
直接てきん直接理解しにくい英詩と向き合うのは難しいと感じていたのですが、こんな言葉を読んで嬉しくなりました。
コメント、ありがとうございます!
詩というものが、黙読するものかのような印象を日本人は持っていますが、違いますね。
詩は音を出すものです。
このブログにも以前書いたのですが、僕は生前のアレン・ギンズバーグの朗読会に参加したことがあります。
ビート詩人という特に音楽との関係の深い彼ではありましたが、ウッドベースと詩の朗読というコラボレーションはJazzそのものでした。
詩も音楽のように楽しみたいですね!
ディラン・トーマスのこの詩のように穏やかにただ年を取るのではなく、ロックしていきたいな、と思います。
Rage against.......という態度はロックそのものだな、と思うんですけどね。
Kazanさん、お返事有り難うございました!
>僕は生前のアレン・ギンズバーグの朗読会に参加したことがあります。
素晴らしいですね!
>Rage against.......という態度はロックそのものだな、と思うんですけどね。
おっしゃるとおり。ロックですね。
因みに全くジャンルは異なりますが、与謝野晶子の「みだれ髪」もロックだなあと感じたことがあります。日露戦争に出征した弟に詠んだ「君死に死にたまうこと勿れ」を読んだとき、そう感じました。魂の奥底からの叫びとでも言うのでしょうか。
素晴らしい作品、素晴らしい作家達との出会いに感謝です。
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