斉藤隆介「花咲き山」
馬場精子さんのブログで馬場さん自身が朗読なさっている斉藤隆介さんの「花咲き山」を聴きませんか?
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“ The Giving Tree ”と並んで僕が好きな絵本です。
かつては、授業で実際に僕自身が朗読したこともありました。
詩もそうですが、絵本も朗読が良いですね☆
この物語は恐ろしい山姥(やまんば)が語る心優しい花の咲く由来の話です。なぜ人知れず花さき山に花が咲くのか。
貧しいけれど、優しい気持ちが、ひとつ、またひとつと、人里離れた山の中に綺麗な花を咲かせる。
あやという名の少女は、もう二度と山姥に会うことも、花さき山に行くこともないけれど、今日も妹を背に背負い、山に咲く花を夢見る。
ここでも、与えることが幸福なのだ、と語られていますが、これは普遍的なひとつの幸福にたいする洞察なのではないかと思います。
そんな幸福感からあまりにも遠く離れてしまった現代において、Yes, we can!よりももっと必要とされるのが、このような幸福へのひとつの道筋なのでないだろうか?
何もないというのが不幸なのではなく、もっともっとと求め続け、奪い続けることこそが不幸の連鎖を生んでいるということにそろそろ気がつくべき時が来ているように思う。
僕らに必要なのは、Yes, that’s what we are!だと思う。
「共感」こそが「与える」ことを可能にする。そして、この与えるというのは、余裕のある者が貧しい者に与えるという意味ではありません。互いに与えあうのがすべての前提なのでは?という意味なのです。
そして、この意味が伝わりにくくなっているのが、まさにこの時代なのではないでしょうか。
心静かに聴いて欲しい、そんな物語。
全篇秋田訛りで語られています。
2 件のコメント:
上野火山さん、こんにちは。
私の音声をご紹介くださいまして、ありがとうございます。
なにが人にとって幸せなことなのか…
それが見えにくい、そしてわかりにくい世の中です。
「共感」するというのもいいことばですね。
よろしければ、他の作品もまたお聞きくださいませ。今後ともよろしくお願いいたします。
馬場精子 様
コメントありがとうございました☆
もしお時間がありましたら、またこちらのブログにもお越し下さい。
他の作品を聴かせて頂きたいと思います!
どうぞよろしくお願いします。
上野火山
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