2009年9月28日月曜日

A Bout de Souffle-勝手にしやがれ


A Bout de Souffle-勝手にしやがれ:1959
À bout de souffle; literally "at breath's end") is a 1960 French drama film directed by Jean-Luc Godard.
Michel (Jean-Paul Belmondo) is a young thug who models himself on the film persona of Humphrey Bogart. After stealing a car in Marseille, Michel shoots a policeman who has followed him onto a country road. Penniless and on the run from the police, he turns to his American girlfriend Patricia (Jean Seberg), a student and aspiring journalist, who sells the New York Herald Tribune on the streets of Paris.

ゴダールの名作「勝手にしやがれ」のフィルムにマイルス・デイビスのJazzがミックスされた素敵なビデオを見つけましたよ。

ハンフリー・ボガートを気取った自動車泥棒ミッシェルとアメリカ人の少女パトリシアの交流と別れを描いたこの作品は、メタフィクションの要素もあり、何度観ても飽きない映画の一つです。
冒頭のボガートを真似たベルモンドの表情からはじまって、どこからどこまでが物語で、どこからどこまでがハプニングなのか、すべてが壮大なジョークなのか、それとも生と死を正面から描きたかったのか、おそらくそのどれでもないでしょう。
ゴダールはこの映画で遊びたかったのだと思う。

たとえば、ラストシーンで、ベルモンド演ずるミシェルが警官に撃たれふらつきながら必死に通りを走るシーンは、まさに迫真の「演技」です。
ですが、倒れて死ぬ瞬間に自分の瞼を自分で閉じるというは「遊び」です。
ドラマはこんな遊びで溢れていていいんだ、とゴダールは言ってるんだな。
とにかく遊べ!
すべてはそれからだ!

テンポを出すためのジャンプ・カットの手法であるとか、今でも輝き続ける青春映画です。

A Bout de Souffle (Jean-Luc Godard)- All Blues (Miles Davis)

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