彼女の「楯」という曲がとても好きでした。
自分自身の日常から生まれた音楽。それは、ドラマそのもの。
生活のリアルから紡ぎ出された音楽と言葉は、圧倒的な力を持ってこちらに迫ってくる。
この音楽が生まれた経緯は、僕もかつて経験したこと。
恐らく、生きている限り、誰もが人生のどこかで体験するできごとかもしれません。
そして人は、暗い闇に向かって、誰もが祈るはずだ。
そこでは、宗教なんかどうでもいい、闇に向かってひたすら祈るしかない「現実」があるだけなんだ。
この「楯」という曲は、ディラン・トーマスを思い出させてくれる。
彼もまた、一人、夜の闇に向かって吠える詩人でありました。
切実なリアルだけが、物語と語るべき言葉と心の音楽を生み出す。
この曲を聴き、僕はあらためてある芝居を一本上演することを決意しました。
この音楽の作者と歌い手に感謝です☆ありがとう!
倉橋ヨエコさん『楯』
倉橋ヨエコさん『楯』
shinabonsさん『楯』
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