2009年8月4日火曜日

孤独の旅路


Neil Young:1972

Heart Of Gold
written by Neil Young
1972 #1
I want to live,

I want to give

I've been a miner

for a heart of gold.

It's these expressions

I never give

That keep me searching

for a heart of gold

And I'm getting old.

Keeps me searching

for a heart of gold

And I'm getting old.

私は生きたい
私は与えたい
これまで私は
黄金のような優しさを求める炭坑夫
言いようもない思いが、
これからも
私に本当の優しさを求めさせる
そして、私は年老いていく
優しい心をずっと求めながら
私は
老いていく。
  (訳:上野火山)

安定なんてものを求めても叶うはずもなく、むしろ安定を求めることなく生きてきた。
だけど、優しさを求めてないと言ったら嘘になる。
優しさは、厳しさの中でしか見つからない。優しさは道端に転がってはいない。
優しさは強さの代償。優しさは献身。

だから、まだまだ優しさがなんなのか、ほんとはわからないでいる。
そして、ある日、それが目の前にあることに気がつくのだろう。

ニール・ヤングのこの曲は僕の中学二年の時の曲。
今に思えば、中学から高校にかけて、岩手の片田舎に暮らしながら、本当に音楽を浴びるように聴き、受けとめ、心を振るわせ、憧れていたんだと思う。

Keep on Rocking☆
人生の様々な変化や紆余曲折があっても、なお、ロックし続ける。
どうもロックは音楽のジャンルじゃないらしい。
ロックは「孤独の旅路」そのものかもしれない。
I want to live.
この一行こそが、僕らがここにいることの証明だろう。

I want to live.
I want to give.

崖っぷちであること。
驕ることなく、己の崖っぷちぶりを見つめること。
そこからしか、なにものも生まれてはこないだろう。
だから、
不思議なほど様々な運命に狙い撃ちされているけれど、
それがわかりさえすれば、
だからこそ、
人生は、孤独の旅路、なんだよ。

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