2009年8月25日火曜日

明日が来るなら☆☆


Eurythmics

アニー・レノックスとデイブ・スチュワートの二人で結成された「ユーリズミックス」。

八十年代の良質な部分を体現するバンドでした。といっても、現在も再結成して活動中ですが。

ポップス寄りのようで、実際はロックしている二人。
アニー・レノックスのクールビューティーの向こう側にある知性と意識がEurythmicsをただの凡庸なバンドから遠く隔てたものにしています。
政治的に発言することを潔くよしとしている。
ラブソングに見せて、人間の挫折と理想を歌いこむ。
ロックがアフォな不良音楽などではないことを深く認識している。
その意味では、ロックが後世クラシックになることを知っているふしがある。

なんてね、こんな勝手な思い込みすら持ってしまうようなところがEurythmicsにはありました。

僕が特に好きなのが「When Tomorroe comes」。
この歌がただのラブソングだと思ったら大間違い。あの全世界的にバブルだった八十年代に世界の不穏を感じ取っていたことがよくわかる。すでにあの時代に、来たるべき不安と崩壊の足音を彼らは聞き取っていたのだと今更ながら思うのです。
ぼんやりと眠っているような人間の意識の向こう側で、様々な邪悪なことが行われ、目が覚めたとき、僕は君を救い出す、だから僕を信じて、と歌ってるんです。

いつか必ずこの曲は僕のドラマで使うはずです。最近いくつか映画を観てまた思いました。ドラマを生かすも殺すも、実は音楽にかかっているんじゃないだろうか?このブログでは何度も触れていることだけれど。素晴らしい曲を、素晴らしいと言い切れる人間でありたいと思う。それこそドラマを提供しようとする人間の責任なのだから。


“ When Tomorrow comes“
By Lennox/stewart/seymour

♪ Underneath your dreamlit eyes

Shades of sleep have driven you away.

The moon is pale outside

And you are far from here.

Breathing shifts your careless head

Untroubled by the chaos of our lives.

Another day - another night

Has taken you again my dear.

And you know that Im gonna be the one

Wholl be there

When you need someone to depend upon

When tomorrow comes...

When tomorrow comes...

Wait till tomorrow comes - yea yea...

Wait till tomorrow comes - yea yea...


Last night while you were

Lying in my arms

And I was wondering where you were

You know you looked just like a baby

Fast asleep in this dangerous world.

Every star was shining brightly

Just like a million years before.

And we were feeling very small

Underneath the universe.

And you know that Im gonna be the one

Wholl be there when you need

Someone to depend upon

When tomorrow comes...

When tomorrow comes...



1988/ネルソン・マンデラ記念

Eurythmics - When tomorrow comes wembley june 11th 1988 Mandela's 70th anniversary


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