2009年11月15日日曜日

窓の向こうの青空



ここ数日の中で珍しいぐらい今日は晴れました☆

雲ひとつない青空とはまさに今日の空ですね。
窓から透き通るような青空が見えて思わずシャッターを切ってしまいました。
屋根と電線の向こうに、限りなく続く空があります。

本当に大変な時代になってきましたが、それでもしっかりと地面に足を付けて生きていきたいものです。なぜなら今ここにしか己の人生は存在しないから。その人生を深く味わおうとしなかったら、なにも味わうことなく日々を過ごしてしまうでしょう。
人生は一度きり。
そんなの誰もが先刻ご承知。でも、リアルに一回きりだと思う必要があるんだろうな。

窓の向こうの空も、この一瞬しか存在しない。
すべてが一瞬にして忘却の彼方へ消えていく。
時間は不可逆だし、人生も不可逆。しかし、人間精神は不可逆ではありません。遡ることも、まだ見ぬことを想像することもできるんです。従って、生きた人間の精神のみが可逆であり、自由を本来獲得していると考えるべきなのでしょう。

青空を見ながら、自由意志ということを考えました。
この時代の問題とは、自由意志の無言の剥奪なのではないだろうか。金融と資本による支配の中で、いつしか人は「自由意志」を奪われている。問題は、そのことに人がなかなか自覚的になれないということなんだろうと思う。
かく言う僕自身、自身の自由意志がどこまで確立しているのかは不明のまま。
それほど、危ういメディアによって吹き込まれた幻想の中で僕らは暮らしている。

覚醒しようとする意志だけが、己にカツを入れ足下と空を見せてくれる。

青い空を見ながら、足下のぐらつきに、気がつきつつある今日このごろです。


☆上野火山☆

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