近いようで遠い七十年代。
懐かしく思い出すよりも、痛みと共に蘇ってきます。
ですが、今回の舞台で演じてくれる若者たちの大半にとって七十年代は生まれる前の時代なのに、何故か懐かしく感じ、同時に現代に生きる自分たちと同様の痛みを覚えるようです。
嬉しいことです。
それこそが僕がこの芝居の上演を試みる大事な点なのですから。
僕らは、繋がっている。
僕は戦時中に生きてはいませんでしたが、戦時中の辛さや痛みを想像することはできる。
その時代を生きていない者に語る資格はない、というのは容易いことですが、本当に資格がないのだろうか?その時代を生きて共有した者以外は口を閉ざすべきなのだろうか?
僕は、否、と言いたい。
僕らの想像力こそが、共感の次元の出発点です。
過去のある時代に生まれてこの世にいなくとも、今ここで充分想像はできる。
そしてそれこそが次の時代へ手渡すバトンになるんだと、僕は思う。
だから、年齢と共に融通の利かなくなった頑なで我が儘な大人より、想像力をフル回転させながら、馬鹿みたいに必死に生きる若者に期待したいと思う。
大人達よ!
若者に教えようとする前に、耳を澄まそうぜ!
若いのにすぐ大人になっちまう奴もいるがな!
近頃、ロックを忘れた大人が多すぎると思うよ。
ロックってなんですか?だとぉ!!!
ふざけんなッ!!!生きてることがロックなんだよ!!
俺達だって、まだまだなんにもわかっちゃいねぇじゃねぇか!
ベイビー!目を覚まそうぜ!!
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