本日、中目黒の「ウッディーシアター中目黒」にて、友人の俳優、高杉瑞穂君の初主演舞台を見せて頂きました。
物語は未来。
ある日突然巨大な隕石が地球上に落下してくるその直前、隕石落下四時間半前の出来事を、地下のシェルターに逃げ込んだ四人の人物を通して描いていました。
人間はもう未来がないと分かったとき、果たしてどんな行動をとり、何を思うのだろうか?
いろいろと考えされるストーリーでした。
人間はもう未来がないと分かったとき、果たしてどんな行動をとり、何を思うのだろうか?
いろいろと考えされるストーリーでした。
毎日を最後だと思い生きていこうと思っても、唐突に終わる残り数時間を人はどう過ごすことができるのだろう?
舞台を観ながら、あれこれ考えていました。
高杉君演じる「星野」という青年の軽さは、最初、違和感を持つほどあっけらかんとした軽さでした。が、やがてわかってくる過去と深い絶望から、その軽さの正体が見えてくるのです。挫折したまま死を迎えることを決めつけられた人間は、軽く軽薄に振る舞う以外に何ができるだろう。
僕は見ていて思った。
ひょっとして、このなんともいえない軽さこそ「リアル」なのかもしれない、と。
そう思ったとき、エンディングに唐突に現れた心臓マッサージの風景は、最後の最後に漏れ出てきた人間の本性である「必死さ」そのものであったような気がします。
ラストよかったなぁ!!
この舞台のテーマは、まさに最後に取り戻すべき「必死さ」の復権であったように思います。
テレビドラマでお馴染みの高杉瑞穂という役者の、ライブの演技という新たな飛躍を見せていただきました。ありがとね!
演技はさ、やっぱりライブだぜ☆
舞台の一期一会を、今一度確認した一日でした☆
また会おう!!
☆上野火山☆
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