2008年9月28日日曜日

でたらめを真に受けてはいけないよ

選挙権というものは、民主主義国家に住む者にとって重要な権利である。
もっともだと思う。
だが、待てよ、とも思う。
選挙権を行使しないこともまた国民の権利なのではないだろうか。

僕はこう思う。
たとえばアメリカの大統領にマケインがなろうがオバマがなろうが、実は大して違いはない。なのに、あたかも共和党政権に対し民主党政権が取って代わると大きな変化がやって来るような、しかもより良い変化がやって来るような錯覚を抱かされている。Changeとはまさにオバマのキャッチフレーズだが、果たしてそんなに変わるのか?
自体は変わらない。むしろ、ますますネオリベ化が進み、世界は金融全体主義に覆われてにっちもさっちもいかなくなるだけだ。
では日本ではどうか。
自民党に民主党が取って代わっても、大差ないのである。どちらも公明党の協力なしには選挙に勝てそうもない。それどころか、本当に自民と民主は対立しているのだろうか?実は対立軸はとっくに失われているか、そもそも対立などなかったのだ。
この全世界的に行われている茶番の中でメディアは、選挙に行こうと騒ぎ立てるが、ちょっと待て!と言いたい。
この世界をちょっとだけ変えるには、むしろ意識的に選挙を拒絶してみたらどうだろう?
選挙が成立しなければ、実は今在る民主主義という制度は幻想のイデオロギーであったことが逆にはっきり見えてくるんじゃないかな。
なんとなく投票したい人間もいないのに「取りあえず入れとくか」と考えるなら、この際思い切って、選挙なんかやめようぜ。1回選挙ってものが成立しないだけでも、大きな変化が起こると思うんだが、どうだ?
でたらめを真に受けるのはそろそろやめにしようぜ!


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