2006年7月18日火曜日

最低の基準

The higher type of man clings to virtue, the lower type of man clings to material comfort. The higher type of man cherishes justice, the lower type of man cherishes the hope of favors to be received.

『徳の高い人間は、常に徳を積もうとする。それに対し、徳の低い人間は物質的な快適さを求める。徳の高い人間は、義を心に抱くが、徳の低い人間は人に認められたいと望むのだ』
           - Confucius  「孔子」(551-479BC) Chinese philosopher

この地上に生きるにあたり、最低の基準だけは身につけたいと思う。
どんな暮らしをしようと、徳を求めるべきなのだ。
快適な生活も、人に認められるなどということも、どちらも結果に過ぎない。
何千年も前から、このことだけははっきりしている。

メインテーマは徳を積むことにありそうだ。少なくとも生きている限りは。
徳とは恐らく、この世の損得を諦める態度にあるようだ。

この最低の基準を、人は未だに乗り越えられないでいる。
徳を語りながら、それを嘲笑う人間もいるし、徳自体を軽蔑する人間もいる。
しかし、徳というものに振り回されるのも、そうした人間だろうと思う。

徳が何であろうと、実はどうでもいい。
大事なのは、単純に「最低の基準」だけがあればいい。
さもなければ、僕らは他人と状況に振り回されっぱなしになるから。


この人生は誰のものでもなく、私のものだ。

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