2013年1月4日金曜日

凧揚げからはじまった!

  
冬の太陽に向かって凧を揚げる☆ 

一年の始まりが凧揚げだなんて最高だな☆

正月三箇日の三日目。
近所の広い広い公園に行く。ここは時々熱気球も上がるぐらい広い敷地面積を誇る場所なので、着いたときには、大勢の人たちがすでに「凧揚げ」に勤しんでいた。
僕が少年の日に楽しんだ奴凧なんか、今やなくなってほぼ元気象観察機器だったゲイラカイトがすべてを占めていた。
中に、ご老人が一人、手作りらしい和凧を揚げていたのが印象的でした。

僕らが持って行ったのは「アースカイト」という超小型の骨組みのない簡易凧。
にもかかわらず、これがなかなか飛ぶ姿が面白く、バランスを取るのがとにかく難しい。
試行錯誤しているうちに、空高く(?)舞い上がり、強い風の力を受けて、空を滑空し始めた。
時々、とんでもない回転を起こし、地面に急降下するものの、時間が経つうちに、良い感じで空に留まるようになった。
子供の頃を思い出す。
凧をどう飛ばして良いのか分からなかった僕は、ひたすら凧糸をひっぱりながら「走る」。それだけ、走っている間だけ、空中に留まるが、ハーハー!言って止まると途端に地面に落ちてくる。
やがて、糸をクイックイッと引っ張りながら、風の向きを考えて、引っ張りながら上空へ舞い上がらせる方法を身体で覚えていったようです。メンコ(僕の田舎ではパッタですが)で勝てるようになったのも、確かに身体で覚えた記憶がある。子供の教育はすべて身体と一体になっていたように思います。

子供たちと一緒に凧を飛ばしながら、僕は子供時代に戻り、あの広い磐井川の堤防で飛ばした凧を思い出していた。いい歳のオヤジになっても、幼い頃のあの日々から今が繋がっていることを実感する。技術も知恵も、夢中になって、損得勘定なしに取り組んではじめて身につけたものばかりだということに、今更ながら気がつくんだね。それは人に認められたいからでもなく、大儲けを狙った利益追求でもなく、出世するんでもなく、単純に修得する喜びと興奮に満ちていたような気がする。

この世界の喜びのひとつは「凧揚げ」から始まったのかもしれないね。


今年もよろしくお願いします!
良い年にしましょう!!


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私の場合は、砂遊びでした。
如何に山形に持った「砂」にトンネルをこしらえるか、如何に水を流しても崩れにくく工夫するか。

Kazan さんのコメント...

創造の始まりを思い出すのは、言語の習得を思い出すのと同様に大切なことかもしれないと、時々思います。
人生で初めて覚えた単語は何だったろう?そして、幼い日に呟いていたあの言葉は?
そして、何かを創り上げた最も初期の感覚。それが砂遊びだったんですね!
僕らの人生は、確実のその延長上にある。
「すべては砂遊びからはじまった」
なんか素敵なタイトルになりそうだな☆
ありがとう!

Powered By Blogger