劇場に足を運んで頂いた皆様に心より感謝致します☆
本当にありがとうございました!
『イマジン 20㌔圏内』の上演が無事終了致しました。
短い間ではありましたが、連日、客席は熱い熱気で満たされていました。
台風の影響もなく、晴れわたった三日間にも感謝です!
現在、福島第一原発二十キロ圏内がどのような状況になっているのかというご質問を受けました。
写真家の林典子さんがその現場の報告をブログでなさっています。
その一部を引用させて頂きます。
http://myhp.ne.jp/norikoperu/
『・・・・首を固定されたまま餓死した牛の死骸がありました。。。
警戒区域内は家畜だけではなく、多くのペットたちがまだ残されています。国は動物を保護しているとか、対策を取っているとか色々報道されていますが、状況は全然良くなっていません。今にも餓死しそうな犬や猫がウロウロしていましたし、ある商店街の道路では死んだ犬の死体がそのままの状態になっていました。7月16日、17日に国と獣医師たちによる警戒区域内の動物たちの捕獲が行われました。私もその場にいましたが、本気でやろうとしているのか、単なるプロモーションのためだったのか。。。丸々2日あったのに、2日目は午前中で切り上げて終わってしまいました。。
今、民間のボランティアが警戒区域に入るのは禁止されていますが、それでも元の飼い主から連絡を受けたボランティアたちが何とか動物たちを助けようと自費で現場へ向かっています。。。
結局、圏内でパトロールに見つかれば、そのまま捕まります。それは写真家やジャーナリストたちも同じことです。
中に入るなと言われ、「はいはい」とそれに従うだけでは結局それで情報が規制されてしまいます。1年前までは確かに多くの住人が生活していた警戒区域になった町や村が、今どういう状態になっているのかということは絶対に伝えたり、記録する必要があるべきだと思います。そして中に入るかどうかは、もちろん放射能が高い場所がありますし、長時間圏内で動き回るのは安全ではありませんが、それは自己責任で取材すればいいだけであって、本来取材や撮影をすることに対して、こういった規制をする事自体どうなのかと思っています。
私はこの数ヶ月ずっと海外の媒体での取材でアメリカやドイツの記者たちと一緒に仕事をしてきましたが、どこの記者の方たちも「規制があるということは、伝わるべき情報が隠されてしまっている可能性があるし、だからこそその規制を破ってでも中に入らないといけない。今までの歴史を見てきてもそうだった」と話していました。そして、実際に行動に移していました。
福島の撮影はこれからも続けていくので、またアップデートするつもりです。』(林典子さんのブログより引用)
彼女のこの報告でも分かるように、問題は何一つ解決してはおらず、むしろ隠蔽が進んでおります。
林さんのような気骨あるフォトグラファーによる現状報告がない限り、僕らには知り得ない現実が多くあり、それが隠され続けているです。
目を開き、耳を澄まして、今この国に起きていること、そして世界で同時多発的に起きている事柄に注目したいと思います。
僕らは目をそらされてはならない。
演劇の公演が終わったとしても、現実は今もなお続いているのですから。
1 件のコメント:
ご無沙汰しております。
お恥ずかしいお話ですが、本日、頂いたお手紙を拝見いたしました。
(所用で2週間ちょっと、職場を空けてました)
今回に懲りず、また、ご連絡いただければと思います。
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