対人関係やコミュニケーションが苦手な人々が、ぎこちなく不器用に、そして一所懸命努力する、そんな姿が描かれています。
小説に登場するのに映画には登場しない人物なんてのもいます。でも、それぞれの良さがあるんだな。
原作と映画化が共に成功している稀有な例ではないでしょうか。
ひとりひとり登場人物が丁寧に描写されています。
その丁寧さは、とても貴重です。丹念にしっかりと丁寧に描かれた人物は、実に魅力的です。
その丁寧さは、この世界に対する真摯な姿勢の現れでしょう。
どこまでも人間1人当たりの重さを軽くしていこうとする時代の趨勢の中で、個人の「重さ」と、だからこそ胸が痛くなるほどの「軽さ」を伝えることのできるものは、物語以外にはないでしょう。
僕は、この作品が大好きだな。
このような小さな物語にこそ、二十一世紀の可能性を僕は感じるですが。
映画「しゃべれどもしゃべれども」予告編
主題歌ですよ。
このような小さな物語にこそ、二十一世紀の可能性を僕は感じるですが。
映画「しゃべれどもしゃべれども」予告編
主題歌ですよ。
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