2009年7月29日水曜日

夢よ叫べ

遠藤 賢司(えんどう けんじ、1947年1月13日 - )は、茨城県出身・東京在住のシンガーソングライターミュージシャン。自称「純音楽家」。愛称は「エンケン」。
主に扱う楽器は
アコースティックギターエレクトリックギターブルースハープ。ほかにも、ウクレレピアノドラムなどの楽器を演奏する。 自身のほぼ全ての楽曲の作詞作曲も手がける。
「純音楽」をキーワードに、精力的に活動中。代表曲に、「夜汽車のブルース」「満足できるかな」「カレーライス」「踊ろよベイビー」「東京ワッショイ」「不滅の男」「夢よ叫べ」などがある。
好きな食べ物は
カレーライス。大の好きで知られ、歌詞中に猫の登場する楽曲も数多い。文学映画プロレスサッカーお笑いなどにも強い関心を持つ。


漫画や映画でお馴染みの「20世紀少年」の主人公は遠藤ケンヂ。
確かにロックしながら、自分の馬鹿と一緒に生きる決意をする遠藤ケンヂは、実在する「遠藤賢司」こと「エンケンさん」そのもののような気がします。自分のことを「ひとりバンド」と呼びます。

アンプを背中に担いでギターを狂ったように掻き鳴らすオッサン。
還暦越えて、なお「若気のいたり」と呟きながら「若毛のいたり」だよ~なんて言って笑ってる人です。
僕はエンケンさんのカレーライスから入りました。

昔、ガッツっていう音楽雑誌があったんですよ。
「新譜ジャーナル」「ヤング・ギター」「ガッツ」という当時の音楽三大雑誌は、中学から高校にかけて映画雑誌の「シナリオ」と「キネマ旬報」と並んで、僕が読みふけった大切な雑誌なんだけど、その中でも特にガッツがお気に入りでしたね。
RCサクセションも、その前の古井戸も、はっぴいえんども、頭脳警察も・・・みんなみんなラジオとガッツのお蔭で知りましたです、はい。

エンケンさんの「カレーライス」を、古井戸の「さなえちゃん」と同時期に弾けるようになったのも、ガッツの付録の楽譜のお蔭でした。

フォーク系が多かった七十年代前半でも、エンケンさんはすでにロック魂の人でした。
繊細さと狂気が同時に存在する天才ギタリストでした。感動しながら、何故か笑えたんだなぁ。。。。
ロックすることのぎこちなさと、ロックすることの潔さ深さ、ロックすることのかっこ悪さとかっこよさ、そんなものをすべて見せて聴かせて頂きました。
四畳半ロックっていうのはエンケン用語だったんだよなぁ。

優れた音楽も優れた物語も優れたドラマも、すべて現在進行形のような気がする。
過去の一時期に留まり続け、動かなくなることを拒否したい。
ほんとに心を打つものは、時代を越えるんだよ。それは確かだ。

だから夢中になって生きるのさ。
だから必死になって生きるのさ。
だから熱~く燃えるのさ。
だからやんなきゃならないことをやるのさ。

そうやって僕らは生きてきたし、これからも生きていくんだよ。六十何年も生きてきて一人も利口な人間にあったことがない、と彼は言う。そのとおり!この世は馬鹿ばっかりだ!!あんたも俺も!!
だから、
夢を叫ぼう!

夢よ叫べ!!!それは確かに現在進行形だ!!!




『夢よ叫べ』遠藤賢司

まるでこの世の何もかも 嫌になっちまったのかい
そんな目をしてまたひとつ 溜息ばかり
どうしたんだよあの夢は 欠片も瞬かぬ
そんな夜に 負けるな友よ 夢よ叫べ

ぶっきらぼうに見栄はって どんなに強がっていても
本当はね 誰でも哀しくて 泣きたい夜だってあるよ
それでもみなよほら 可愛いじゃないか 涙も知らぬげに
そうさそんな夜に 負けるな友よ 夢を叫べ

言い訳なんかじゃあの夢は 騙せやしない
どうにも真面目なその心 みじめになるばかり
そんなお前と夢見てる 優しいあの娘
そうさそんな夜に 負けるな友よ 夢よ叫べ

お前がやらなきゃあの夢は 二度とは瞬かぬ
そうさそんな夜に 負けるな友よ 夢よ叫べ

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