2009年7月31日金曜日

たそがれる!?

めがね:2007

どうせだから、この映画もご紹介。
もうご覧になった方も沢山いらっしゃるでしょう。
「たそがれる術」を知るための映画だよ。

荻上直子監督は脱力しているようで、とにかく丁寧。アメリカで映画制作を学び、日本でそれを形にする。多くはかつて日本脱出を目論んだものですが、彼女はまったく逆の道を行く。
ジャパネスクなんてあえて言うまでもなく、そこに描かれるものは、舞台がどこであれ、まぎれもなく「日本」だ。そして、「今」である。
料理の描き方、気持ちの変化、心の交流、すべてが丁寧です。
すばらしいことだなぁ。。。。

たそがれる、なんて金融で、あるいは株で一発当てようなんて人間がごろごろいる今、どうでもいいことかもしれない。
でも、実際は、多くの人がウォール街やら兜町などとは実際縁遠く生きているんだ。つまり、株主なんてそんなざらにはいないのさ。なのに企業は株主様に利益を還元するために努力するのだそうだ。待てよ!ってことは、それはもう明らかに、この地上の一握りの人間が、他の大多数の人間を踏み台にして、貪欲に儲けようとしていることにはならないか?
ほんの少数の人間様のために、大勢が疲れ果てている。

正直、みんなそろそろ疲れてきているんだね。
バブルが崩壊したなんて騒いでいたあたりから、抜け目のない人間だけが薄ら笑いを浮かべる時代が二十年ぐらい続いているんだ。そりゃあ、時代も疲れるさ。
いつまでも、金融だ株だなんて世界が続くはずがない。

そんなとき、人は「たそがれる」必要がありそうだ。

最初はぎこちなくても、慣れれば、ノホホ~ンとすごす「たそがれ」は素敵な時間なんだ。
焦らず、騒がず、のほほ~んと。。。。

たそがれて、もくもくと美味い飯を食う。
僕ら、確かに、もう少し、たそがれてもいいんじゃないかな。

そんな映画です、これは。


伊勢エビまるかじり☆



トレーラー「なにが自由か、知っている・・・」

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