2009年5月13日水曜日

Rumbleseat☆

John Mellencamp “Rumbleseat”

最近、いくつか八十年代の音楽を聴き直しています。
その中で、忘れられないのがJohn Cougar Mellencamp。
John Cougar時代はグラムロッカーだったなんて信じられなほどアメリカンロックの人です。
やがて、Scarecrowというアルバムでアメリカの農民の問題に、音楽で関わっていくという「下から目線」の曲作りをしているようです。
やっぱり、下からきちんと見ようとする奴は残るよなぁ。

これも最近、あるドラマを観ていて、タイトルは内緒ですが、そのドラマの主人公が左官をしていて、まるで左官が最低の商売でもあるかのように描いているのが、非常に気になったことがありました。
建築現場で左官はなくてはならない仕事。馬鹿にすんなよ!!
じゃあ、何故そんなことが起きるのか?
それは、庶民を描くふりをしながら、作家本人が庶民の生活を見下ろしているからなんだよ。
つまり、ドラマ全体に漂う「上から目線」が気になり、ついに不愉快になったわけだ。
こんな所にも、描く視点の問題があるんだな。
ロッカー、John Mellencampは決して上から見下ろしてお終いにはしなかった。
だから、今も観たり聞いたりするのに値するわけだ。

このひとりのアメリカ人からも僕は学びます。

2 件のコメント:

馬場精子 さんのコメント...

こんにちは。
以前の記事に今頃、失礼します。
実は私もこのこのドラマを見ていたのですが(期待して)…作家について上野火山さんとまったく同じことを思い、なんかいやだな…と。庶民ってこんな感じみたいな視線が気になって。
わかる!…と、思わずコメントしました。

火山 さんのコメント...

馬場様

コメントありがとうございます☆
巨匠の作品を期待して観たわけですが、本当に残念なことです。
元々そうなのか、変わってしまったのか、わかりませんが、創作する態度と視点は確実に出来上がったものに影響を与えています。
それ故、まずは自らを見つめるところからはじめたいと思います。

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