小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教、工学研究科都市環境工学専攻助教)と大橋弘忠 (東京大学工学系研究科システム創成学専攻教授)という二人の人物の議論がある。
四十年間助手という立場を続けながら原発廃止を考えてきた小出裕章氏を、東大教授の大橋弘忠氏が嘲笑う場面を見て、様々な思いが心の中をよぎった。
嘲笑う者たちの顔を見よ!
嘘八百を並べながら、今もなお嘘を突き通す。専門家という上から目線で議論を煙に巻きながらあざ笑い続ける。
この様子は世界のあらゆる場面で目撃できる典型的な権力による議論の操作である。
嘲笑う者たちを信用してはならない。どんな場面であっても、多数で嘲笑うとき、人は嘘をついている。
孤独の人の言葉に耳を傾けよう。
それは今も変わらないのだ。
今も大多数ではない言葉に耳を傾けることができるか?原発は当然廃止だろう。だがそれ以外の問題に耳を傾けることができるか?
今のこの状況の根本問題、すなわち経済的及び政治的問題の本質に耳を傾けることができるか?
日本は事実上、六十年以上植民地で原発という爆弾を背負い込まされ、脅迫され続けてきたことまで耳を傾けることができるか?
それが、問われてもいるのだと思う。
小出裕章氏は危険でなければ都会に原発を作るはず。危険だから地方に背負わせたのだ、と考えている。これは最も基本だな。
大橋弘忠氏は原発は安全だと言う。ならば、東京に作るべきだろう。そうしない彼は全て知っていたのだ。
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