『心のままにいけ、最後はきっとうまくいく』
ーby ボブ・ディラン
子供の頃から、カレーライスとコロッケが好きだった。
お寿司も焼き肉もラーメンも大好きだが、結局カレーライスとコロッケなんだな。
まさに昭和の香りか?
カレーライスとコロッケとロックのお話し。
子供の頃、キンケイのインドカレーが大好きで、その後発売されたゴールデンカレーが世界で一番辛くてうまいカレーであることに気がつき、弟たちも僕も、誕生日にはゴールデンカレーを作ってもらいました。お袋の味の一つだな。
そして、やがて、ジャワカレーの時代がやってくる。
友達の誕生会でバーモントカレーが出されても、何か違う感じがした。うん、カレーライスは自分の生活の味だったんだな。
カレーライスは、まんま少年時代の歴史のような気がする。今でもジャワカレーは好きだな。
コロッケ。
僕がこれまで一番美味いと思ったコロッケは、友達のトオル君の家でもらったコロッケだ。
小学校の頃、学校帰りに、肉屋のトオル君の家の前を通ると、きまってトオル君のお母さんが「コロッケ、食べるかい?」と訊いてくれて、僕がうなずくと、揚げたての熱々コロッケを新聞紙にくるんでくれた。
それを、歩きながら食べる。うまかった。まさに昭和の味でございます。
だから、コロッケはスーパーやコンビニのものより、今でもお肉屋さんのコロッケが好きです。
ロックは生活だ。
僕が生きてきた時代と場所に、ロックはあった。そして今もある。
だから、カレーライスとコロッケは、ロックと馴染むのであります。
カレーライスとコロッケは、夕陽が似合うのであります。
カレーライスとコロッケを思い出すと、お父さん、お母さん、ありがとう、と何気に言いたくなるのであります。
カレーライスとコロッケを食べると、我が家の子供たちも幸福そうなのであります。
ロックは否定じゃない。
ロックは生活の肯定なんだ。
ロックから遠く離れて、僕は生きていけない。
カレーライスとコロッケから遠く離れて暮らすことはできない。
ロックとは「愛する」ことなんだ。「大好き」って言える力のことだ。
そんなロック魂を僕は生きたいと思います。
遠藤賢司(エンケン)さん『カレーライス』
Bob Lennon(gutalala sudalala ver.) by Urasawa Naoki from 20th century boys
Naoki Urasawa singing Bob Lennon Live !
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