When the night has come
And the land is dark
And the moon is the only light we'll see
No I won't be afraid, no I won't be afraid
Just as long as you stand, stand by me
And darlin', darlin', stand by me, oh now now stand by me
Stand by me, stand by me
If the sky that we look upon
Should tumble and fall
And the mountains should crumble to the sea
I won't cry, I won't cry, no I won't shed a tear
Just as long as you stand, stand by me
And darlin', darlin', stand by me, oh stand by me
Stand by me, stand by me, stand by me-e, yeah
Whenever you're in trouble won't you stand by me, oh now now stand by me
Oh stand by me, stand by me, stand by me
Darlin', darlin', stand by me-e, stand by me
Oh stand by me, stand by me, stand by me
二十代の終わり頃、下北沢で翻訳物の芝居に出ることになりました。
その頃、とても人気のあったニール・サイモンの喜劇「第二章」。その劇の四人の登場人物の中のレオという主人公の作家の弟の役が僕。
これがダメな男なんだ。
家庭は冷え切り、女と遊ぶことばかり考えている。兄が妻を亡くし落ち込んでいるとき、励ましながら実際は自分の満足感のため、あるいは現実から逃避するために、新しい女性達を次から次に紹介する。兄はそんな中でたまたま出会った女優と恋に落ちる。弟の自分はといえば幸せそうな兄を尻目に惨めな浮気ばかりの人生がそこにあった。
第二章とは新しい人生を四人の愛すべき登場人物が如何にはじめるのかを描いたニール・サイモンの傑作でした。
その劇の中で、売れない女優と浮気する場面で、音楽が欲しいということになりました。
演出家からなかなかアイデアが出ないので、僕が用意したのがジョン・レノンのStand By Meでした。
浮気相手の気持ちを和らげて、踊りながらベッドへ戻ろうとするときの音楽。
この曲をバックに、僕は適当な歌詞を即興で歌ったものでした。適当、それが一番だったんだな。
情けないシーンが、この曲がかかると途端になにか意味のあるシーンに思えてくる。
音楽に力があるから、だからこそ俳優は音楽に負けない存在感が必要なんです。
この曲をベースに、S.キングの小説「死体」を原作にした映画も作られました。男女の歌にも聞こえるし、男同士、女同士の友情の歌にも聞こえます。
映画「スタンド・バイ・ミー」に主演したリバー・フェニックスも、もうこの世にはいません。それでも、「いつもそばにいて欲しい」というこの曲は多くの人の胸に染みこんでいるのではないでしょうか。Stand By Meという曲は、本当にいろんなことを思い出させる不思議な曲です。
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