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2010年11月30日火曜日

落ち葉の音


窓の外に落ち葉を掃く人がいます。

遠くでカラスの声がする。カラスが少し数が減ってるそうですね。

秋というよりもう冬になってきました。

太陽は明るいです。

空も青く澄み渡っている。

本当に悲しいとき、人は笑うんだ。無理するなよって言いたくなるけど、僕は黙っている。

人は何かを信じたいんだよ。

だから

信じたいから、笑うんだ。

だから

哀しいのさ。

僕は今日も電車に乗って、落ち葉を見ています。

君のことを思い出したよ。

僕にできることは、それだけさ。


『落葉のコンチェルト』アルバート・ハモンド

3 件のコメント:

  1. 本当に哀しい時は一人で、または一番心を許した人の前でしか涙が出ない。
    きっと無理じゃなくて、まず心で泣いているのだ。
    寂しさを埋めるために笑ってみる。だけど埋めきれなくなって、涙がこぼれてしまうんだ。
    心に涙が溢れるまでは、哀しく映るのかもしれない。その間、落ち葉が地面をなでる音は伴奏を奏でる。

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  2. ペイネさんへ☆

    いつもコメント本当にありがとうございます。

    この記事はある中学生の男の子、知り合いなんですが、その子のことを書きました。

    詳しい事情はここには書けませんが、人は皆誰もがどこかに哀しみを抱えているのは確かだと思います。それも人知れず。
    この時代はとてもとても雑になっていてデリカシーが無くなって、ほんとにイタい時代を僕らは生きているような気がします。

    そんなことを思ったのでした。
    耳を澄まし、目をこらしたいものですね。

    またよかったらコメントをよろしくお願いします。ありがとうございます。

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  3. 落ち葉の音の君へ


    年が明けたのに落ち葉が舞っている。
    それと共に新しい萌黄色の芽が顔を出し始めたよ。
    都心の木だって、自らまたは、周りの落ち葉を糧にして育っているんだ。
    中学生の君も同じように、この都会で、根を張る場所を探し、毎年新しく芽吹くのだ。
    その場所はきっと見つかるから、そこが日陰だったり、沢山の樹木があるかもしれないけど、立ち寄ってみよう。
    どっしりした根を生やせるように。

    ねぇ、君、知っていた?
    土と落ち葉が積もった間って、暖かいんだよ。。。

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