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2009年9月19日土曜日

上を向いて歩こう!!

夕方、家に戻ってきて、仕事を再開する。

この時代が、どこか歪み破裂しそうな感じがしてならない。明日はきっと良くなる、などとお気楽なことは口が裂けても言えない。世界はどこまで行こうとしているのだろう?
昼間ちら読みした本の中で、ハリケーン・カトリーナの時のFEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)の不穏な動きが書き込まれていた。
ニューオーリンズは黒人の多いジャズの発祥の地としても有名な土地ではありますが、ハリケーンに襲われたとき、孤立してしまったことはニュースでも取り上げられていました。
しかし、本来緊急事態で対応するはずのFEMAが動かないどころか、一切の救出活動を無視し、政府も発生から五日以上も放置していたその詳細を知り、やはりという思いが僕にはあります。

ブッシュからオバマに代わろうと、民営化の進む新自由主義的な政策は、装いを変えただけでそのまま続行されるでしょう。
日本では、やはり政権交代はしましたが、民営化の本質的な見直しよりも、むしろいつの間にか外国人参政権等の新法案の成立が静かに進められることでしょう。
九条を守りながら、戦地で自衛隊は今まで以上に活動を迫られるでしょう。のうのうと米国の核の傘下にありながら、核廃絶と平和を高らかに言うのでしょう。今度の政権は社会主義的な一見福祉制度を重視するような政治スタイルに見えますが、同時に国民に対して権利よりも義務を要求するでしょう。逆に一部の特定外国人の権利は拡大するでしょう。
新自由主義的な小さな政府の権力であろうと、社会主義的な大きな政府の権力であろうと、どちらにしたって、実際は一握りの特権階級の権力による、政治制度の私的利用であるということに変わりはない。
先進国は今やどこも似通ってしまい、実際イデオロギーの差異では区別がつきがたくなってしまったようです。
新自由主義と共産主義は、実はめざすところは同じだったことに、気づきたいと思う。

そんな時代にあって、メディアの戯れ言に惑わされることなく、自分自身の感覚を信じ、状況を見据えていけば、今の自分の位置がわかるはず。
何度も言いますが、本当の問題は右翼も左翼も関係ないですよ。利権を生む構造を維持したい連中のやりたい放題に、世界が蹂躙されているということなんだな。

まずは、現状を認識するところからはじめましょう。
我々一人一人が、覚醒するところに、解決の糸口がある。

さて、清志郎さんを聴きませんか?
清志郎さんの「上を向いて歩こう」。甲本ヒロト君とデュオですよ☆

「上を向いて歩こう」 : 忌野清志郎w/ 甲本ヒロト


忌野清志郎 スペシャル・メッセージ・オーケストラ「 JUMP」 
FUJI ROCK 2009

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