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2009年8月24日月曜日

ささやかな心の歌

keikoさんという方からコメントを頂きました。
11月に斉藤哲夫さんのコンサートを企画なさっているそうです!
嬉しいですね☆
頑張って下さい!!

この世界には決して古びないものがあります。
それは、卑屈に時代に迎合しようとしないものです。
それははっきりしてるんだ。
みうらじゅんさんの「アイデン&ティティ」の第3部で、迎合しまくりだったロックシンガーが人生の最後に本気の歌を歌う場面が出てきます。病室で魂を吐き出すように作った曲。そしてそれが人を動かす。
自分自身から生まれたどうしょうもないものだけが結晶のように残る。それはとてつもない喜びだと思う。なぜなら、それこそが人がこの世に残すことのできた小さいけれど確かな爪痕だから。
後世に残すことなんか興味ない、などとうそぶくのは簡単です。昔からよく見かけた自意識たっぷりのスタイルですが。でもね、爪痕を残す本気は、必要だと思うよ。いや、創作の原点は好きな人に送るラブレターを書くことであり、この世に爪痕を残すことなんだ、ということ以外に何かあるのか?と問いたい。

久しぶりに斉藤哲夫さんの「バイバイ グッドバイ サラバイ」を聴く。
彼の歌の中でも、わりとポップスに近い路線の曲のひとつですが、時代に対する迎合を感じることはありません。これも斉藤哲夫という一人のシンガーの爪痕となって残っていく。そう思います。
ささやかな彼の心の歌が今日も聞こえます。
そして、明日に繋がっていく。

ささやかな、強さ。

斉藤哲夫『バイバイグッドバイサラバイ』1973

1 件のコメント:

  1. 上野火山さん。お久しぶりです。

    先週の土曜日14日にコンサートが無事終わりました。
    集客数は200名あまり、田舎のホールなのでこれでも善戦したと言ってよいでしょう。立場により見方は変わりますが、成功したといってよいと思っています。
    なにより第一の目的
    「斉藤哲夫を知らない人に彼の歌を聴いてもらう」は達成です。喜ぶべきか悲しむべきかおそらく観客の4分の3くらいは斉藤さんのファンではありませんでした。ですが、来てくださったファンがコンサートの雰囲気をよいほうへ引っ張ってくれて、とてもあたたかい良いコンサートになりました。私自身も頑張ってチケットを50枚ほど売りましたが、ファンといえる人はその中に1人しかいませんでした。ファンでなくとも私という人間を信用して
    「あなたの大切なコンサートなんだから、絶対行くよ。」と言ってくれた友人知人の協力に報いることができた内容だったと思っています。
    そして音楽用に設計されたホールだったため、ものすごく音がきれいでした。
    少数の関係者だけで聴けたリハーサルは感動でした。
    「贅沢やなあ。たった3人の前で歌う斉藤さん・・・役得でしたね。」と言う私に
    いっしょに聴いたスタッフが
    「ほんまや。」
    二人ともそれ以上の言葉が出なかったです。
    ほんのさわり部分だけで3曲だけだったけど、あの時間は宝物のように思えました。最高に幸せな時間でした。

    コンサートに来てくださったファンからは
    「こんな田舎に斉藤さんを呼んでくれてありがとう。」と何人からか言っていただきましたし、
    「客層が違う!本当に斉藤さん来てるの?」と疑われたり(2部構成で斉藤さんは2部に出演だったため)
    「(斉藤さんと話ができて)夢のようです。ありがとう。」と言って頂けたりして

    私こそ、そういった声を聞けてうれしかったです。
    来てくださった方々みんなにありがとうと言いたかった。
    コンサート開催に向けて、協力してくださったNPOのスタッフその他のボランティアのみなさん。私は日本一わがままで贅沢なファンでした。

    コンサートの準備段階で苦しくてどうしようもなかったとき、上野さんやそのほかの斉藤さんファンの方のブログのコメントやメッセージでの温かい励ましで
    「わかってくれるファンがいるんだ。」と心を強くしたことが何度もありました。

    今は心から支えてくださったみなさんに感謝しています。

    上野さん、徳島で斉藤さんの歌声はとてもきれいに響いていました。

    全国のファンの方みんなに聴いて欲しいくらいきれいな歌声でした。さがみさんのピアノと斉藤さんのギターに乗ってきれいな歌声が徳島の田舎のホールで響きました。

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