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2009年8月23日日曜日

サイクリング・ブギ

今日はちょっと曇ってましたが、近所の陸上競技場までサイクリング☆


サイクリングといえば、サディスティック・ミカ・バンドの「サイクリング・ブギ」でしょ!!!

頭の中でこの曲がなりっぱなし☆☆☆


我が家のお嬢が百メートルと二百メートルに出るというので、張り切って川と用水の脇のサイクリングロードを走るのです。

これが気持ちいい。


やがて現れたこの辺りでは有名な巨木!

その向こうに競技場がありました。


巷は世界陸上で盛り上がってますが、近所は中学対抗陸上で盛り上がってます。


ちなみに、「サイクリング・ブギ」ですが、この曲は中学から高校にかけて一緒にバンドをやった金田くんという友達の想い出でもあります。


中学二年のある日、音楽の時間にピアニカを弾くことになり、その試験を来週やると先生が言いました。みんな当然いきなり試験なので焦ったわけですが、僕ら二人はなぜかそんなことをすっかり忘れて、金田くんの家でミカ・バンドの曲を聴いて盛り上がっていたわけです。

僕らのお気に入りは「タイムマシンにお願い」と「サイクリング・ブギ」。

ウヒ~とかアハ~とか言いながら時は流れて試験の当日です。

すっかり試験のことを忘れていた僕と金田くんは、焦りの極致。そこで音楽の授業の前の十分間、学校の裏に行って相談開始。アタマ空っぽのオレらになにができる?ネタもなし、練習もなしのオレら二人でしたが、ミカ・バンドだけは死ぬほど聴いていた。


あッ!!と金田くんの俺より賢い頭の中に何かひらめく!!

「おれさ、ベースやっから、おめぇ、メロディー弾かねぇがい?」と金田くん。

「うん?どゆこと?」と僕。

「サイクリング・ブギさぁ!死ぬほど聴いたんだがらよぉ~それしかねぇべぇ~!!」


というわけで、僕らは二人でコンビで試験を受けることになりました。し~んと静まりかえった音楽室。いきなりC→F→Gで循環するロックンロールが鳴り響きました!

二台のピアニカで行われるサイクリング・ブギ。それは予想に反して、教室中を捲き込んで、先生も大騒ぎさ!え~マジかよ?マジですよ。

んで、翌週の月曜日の朝会で全校生徒の前で、僕ら二人はノリノリでピアニカやったんす☆

ピアニカがあんなにファンキーだなんて誰も知らなかったみたいです。

勿論、僕らも知りませんでした。

それから、金田くんは僕と一緒のバンドで、常にベースを弾くことになったのでした。

これが、これが金田隆くんというベースマンの誕生の物語です。

金田くん、元気?僕は元気です。

今日、自転車をこぎながら、君のことを思い出していました。

☆上野火山☆

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