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2010年5月15日土曜日

サークル☆ゲーム

前に書いたこともあるのですが、昔観た映画「いちご白書」の主題歌がサークル・ゲームでした。
ベトナム反対闘争中の学生たちが輪を作って座り込んだその姿勢をサークル・ゲームと呼んだという話があります。
カリフォルニア大学、バークレー校を舞台にした映画のラストは確かに学生たちのサークル・ゲームが排除されるところで終わりました。

そして、今、この曲を映画から離れて聴いてみると、また別の感覚が生まれてきます。それは、人生が繰り返し徐々に上昇していく「人生は螺旋階段」のようだ、という感覚です。
サークル・ゲームというこの音楽のもう一つの意味は、人生の螺旋運動を歌ったものでした。

中学生の時に聴いたバフィー・セント・メリーのフォーク調の歌声は映画の雰囲気にぴったりで六十年代から七十年代にかけた時代の雰囲気を伝えています。作詞作曲はジョニ・ミッチェルだったと思いますが。

ここにもう一つ、スティーブン・カーティス・チャップマンのアレンジがあります。これもいいんだな☆こうなると「いちご白書」の呪縛から逃れ、懐かしさを超えて、今につながる「輪と和」を感じさせてくれますね。

人生はサークル・ゲーム。
繰り返しながら、少しづつ変化して、少しづつ上昇していく。
いいとか、悪いとか、そんなことよりも、生きててよかった!というのが大事。
下らない人生などどこにもない。
あるのは、下らないと思う自分がいるだけ。

昨日より、少しだけ、変わっていたい。


The Circle Game(訳詞付)/バフィー・セントメリー


The Circle Game-Steven Curtis Chapman

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