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2009年10月11日日曜日

Jeff Dunham

ジェフ・ダナムと彼の相棒ウォルター

腹話術というのは何度見ても、不思議で楽しい。
技術の高い人の芸を見ると、人形が本当に生きているように見えてくるんだね。

昔、唐十郎さんの確か「少女仮面」だっただろうか、根津甚八さんが劇中で腹話術師をやっていたのを観たことがあります。それも俳優の演技の一貫とはいえ、見事なものでした。

ジェフ・ダナムさんというアメリカのスタンダップ・コメディアンは、いわゆる漫談の他に、非常に高度な「腹話術」を見せてくれる芸人さんです。1962年生まれだから、今年で47歳。脂ののった素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。

いくつもの人形達と共演していますが、僕がやはり一番気に入ってるのが、頑固オヤジの「ウォルーター」です。絶対に笑わないキャラで、常に腕を組んで文句ばかり言ってます。まぁ、この辺は腹話術の常道かもしれませんが、客に媚びない、客に突っ込む、客を無視する、この徹底した上から目線が、笑いの原点かもしれません。オヤジ人形の上から目線、ってやっぱりおかしいよね。
そして、なによりもスゴイのは、ウォルターが超リアル!あまりにリアルなオヤジぶりに笑えます☆

それから、もう一人のキャラクター、地獄から来たテロリスト「アッ(ク)メッド」。どうも本人によれば「ク」の部分は発音しないらしい。アラブ系の名前は発音が難しい。
ガイコツになって、なお睨みをきかせつつ、時折見せる気の弱さが、とてもチャーミング☆
更に、時々声が裏返っちゃうところもぜひ注目!

日本の「いっこく堂」さんも素晴らしい腹話術師ですが、ジェフ・ダナムさんもちょっとスゴイと思うぜ。

ウォルター

あの世からのテロリスト

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