"Forever Young" from the motion picture "The Last Waltz", 1976 director: Martin Scorsese
1976年、映画監督のマーティン・スコセッシが、「ザ・バンド」の解散コンサートの模様をフィルムに収めたのが「ラスト・ワルツ」という映画です。
ザ・バンドのリーダーにしてギタリストのロビー・ロバートソンが独断専行でぶち上げたイベントの一面も確かにありました。驚くほど多彩なゲストが登場し、実力があって影響力のあるバンドの解散を盛り上げるのに充分なイベントでした。
でもね、
八十年代に僕は渋谷公会堂で「ザ・バンド」を観てるんだ。
勿論、ロビー・ロバートソンはいませんでしたが、ドラムのリヴォン・ヘルムは健在でした。
メンバーは多少変わったけど、ザ・バンドはザ・バンドのまんま。
つまり、解散なんかしなかったんだな。リーダーがライブをやりたくなくなっただけの話。
ところが、
映画は盛り上がるんだな☆
素晴らしい人たちが、集まって音楽をはじめれば、たとえきっかけがどんなチンケなもんでも夢中になるのさ。
ボブ・ディランもその一人。
最初は一曲で終わるはずが、2曲目に突入!!
音楽の神様が降りてきてると思うよ。
ドラマティストのマーティン・スコセッシはその辺をしっかりとフィルムに定着させているので、この映画は今でも伝説の名画と呼ばれているのです。
いろんな所にいろんな神様がいて、僕らはその神様の手のひらで遊ぶ子供たちだね。
永遠に、子供たちなんだよ。
成熟しつつ、子供のまんまなのさ。
Forever Youngという曲を聴くと、それは青春にしがみつくんじゃなく、自然に生きることが実は永遠に青春なんだって教えてくれているような気がします。
歳を重ねていけばいくほど、俺たちは格好悪いほどForever Youngなのさ。
なんだか、笑えるけど、ほんとだよ。
情けないほどForever Youngなのさ☆
ほんとかっこわりぃな、でも、うれしいな☆☆☆
「ロックの神様ぁ!!降りてこい!!」
Bob Dylan and The Band: Forever Young/Baby Let Me Follow You
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