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2009年6月7日日曜日

昨日テレビドラマで

といっても、その昨日は、もう何十年も前ではありますが。。。。

テレビドラマの力が目に見えて落ちているような気がします。

かつて、テレビのない生活も長いことしましたが、テレビドラマに刺激も受けました。

忘れられないドラマがあります。

二本ご紹介したいと思います。

一本は山田太一さん脚本の「早春スケッチブック」。
そしてもう一本は、倉本聰さんの「昨日悲別で」。

どちらも、断片だけですが、一部分だけYou Tubeで観ることができます。
削除されるかもしれません。
だから興味があったら、ぜひDVDで観ましょうね!
※ただし、「昨日悲別で」はビデオもDVDも出てません!残念!シナリオを読みましょう。。。

どんな物語だったのか、よりも、場面で語られていることに注目して下さい。
今、こんなに充実したドラマのシーンがどれだけ存在するだろう?
作り手は時代が違うとか、こんないろいろ台詞をしゃべっても今は誰も聞いちゃいないとか、時代の速度が違うとか、いろいろ言うでしょう。

でも、やっぱりいいものはいいんだよ。
時代を越えて、良いものは残る。
「早春スケッチブック」の中でも、忘れられないモノローグの場面です。

消費財を越えて、作品が残るというのは、まさしく奇跡だと思う。
僕らは、ドラマを消費してるんじゃない。
僕らは、楽しみ味わい学んでいるんです。

今だって充分に可能なはずなのに、それがやれないのはなぜだろう?

「昨日悲別で」のヒロイン、石田えりちゃんとは、昔々、四谷の事務所で一緒によくコーヒーを飲んだのを憶えています。いつも、嬉しそうに僕がいれたコーヒーを受け取ってくれました。君がアメリカ行く前だよ。憶えてるかなぁ?あんときは、ありがとね!
ドラマのラストに、歩き続ける彼女と男の子たちの姿。
そこに流れるのが、「風」の『22才の別れ』でした。
フォークにもいろんな名曲がありますが、この曲はその中でも、僕は最高に好きなもののひとつです。

いつか舞台で使っちゃうかも。。。。いいんだ、ほんとに。


じっくり山崎さんの台詞に耳を傾けて下さい。今失われつつある台詞の持つ力がここにあります。


貴重な、今はもう観ることのできないドラマのラストシーンです☆


ドラマ「昨日悲別で」のテーマ曲。忘れられない名曲です。。。。

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