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2009年4月21日火曜日

欠けているもの

Friedrich Wilhelm Nietzsche, 1844年10月15 日 - 1900年8月25日

“ Character is determined more by the lack of certain experiences than by those one has had. “
「人の性格はどんな経験をしてきたかよりもむしろ、なんらかの経験不足によって決定される」
ニーチェ


意外に、僕らはバックグラウンドの経験によって人間性が様々生まれてくるように、常識的には思っています。
ですが、何を経験していないかで人格が決まるというこのニーチェの洞察は鋭いと思う。

確かに、己自身の経験を金科玉条のごとく語りながら、そこに何かが抜け落ちている、あるいは足りないと感じることは多々あります。
たぶん重要なのは、目に見える部分だけではないのだろうな。

欠けている部分、不足している部分、見せない部分、見たくない部分、駄目な部分、言い換えれば密かなコンプレックスこそ人格を作り上げている。

欠けている部分、不足している部分、見せない部分、見たくない部分、駄目な部分を見つめていきたいですね。

ドラマも本質はそこにあるような気がします。

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