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2009年3月5日木曜日

久々の青い空


遠くから道路工事の音が聞こえます。
窓の向こうを、鳥たちが飛ぶのが見える。
2009年3月5日。晴れ。空気が少し春の匂いがします。

生活は細々としたものの積み重ね。
仕事のメールを何本もやり取りするかと思えば、明日の稽古のプランを立てる。
溜まっていた原稿を書き、妻とお昼の準備をする。
その合間にこんなブログの一文をアップする。
依頼のあった芝居の台本を読み。演出プランを少し考え、書きかけの次回作を見直す。
音楽を聴き、カーテンコールの曲を選ぶ。
午後になり、娘たちが帰ってくるだろう。
僕は夕方から一旦外に出て、ひと仕事。
帰宅したら、みんなで夕食を囲むだろう。

こんなありふれた普通の日々が、とてもとても大切です。
遠くアメリカでは破綻したメリルリンチの重役達が、破綻し吸収され、公的資金が注入されたにもかかわらず、何十億円という報酬を我がものにしているそうです。
今の価値観で言えば、上手くやった勝ち組みの優雅な生活ということになるのだろうか。
アメリカ国内の子供の餓死者が急増していることを忘れまい。

幸福はどこへ行ったんだ?
目の前にいる青い鳥をいつ僕らは忘れてしまったんだ?

普通の平凡な暮らし。
この平凡な暮らしですら、ひょっとしたらメリルリンチの片棒を知らず知らずのうちに担がされているのかもしれない。
だからこそ、できるかぎり遠く離れていよう。

青い空が、美しいと思える人生は、幸福である。
その日暮らしは、素敵だと思う。

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