上野火山 Official Blog
Copyright © Kazan UENO 2005-2019 All Rights Reserved.
Pages
(移動先: ...)
Blog
最新公演 & LIVE 情報
Official"Twitter''
Official Web Site
ワークショップについて
▼
2005年9月29日木曜日
シェリーの空
›
若い頃、シェリーの詩を読みふけった時期がある。 シェリーは「空の詩人」だと思う。 その詩のほとんどが、どう考えても、空の上から見た世界としか思えないのだ。 ライト兄弟が飛行機を発明して以来、空は人間にとって身近なものに確かになった。 しかし、人は空を飛ぶ機...
2005年9月28日水曜日
谷をわたる時
›
言葉を失う人は幸いである。言葉の悦びを深く知る機会を与えられたのだから。 腕を失う人は幸いである。ものに触れることが愛しいことだと気がつけるから。 足を失う人は幸いである。歩くことがこの世を知ることだと気がつくことができるのだから。 耳を失う人は幸いであ...
そのひぐらし
›
人は様々な使命に燃えるものだ。使命感がなくては人生は無益な感じがするだろう。人は多かれ少なかれ使命感の虜になっている。良かれ悪しかれ。 One filled with joy preaches without preaching. ...
2005年9月27日火曜日
あの川の畔で
›
二人の娘たちと木曽川の畔を歩いていた。 大きな山椒魚がいると聞いて、ぜひ見つけよう!とうろうろしていたのだ。急な坂を下りて、草の茂った川縁を行く。下の娘が抱っこして、と言うものだから、抱きかかえ不安定な道ともいえない道を、一歩一歩進む。 太陽がじりじり...
2005年9月25日日曜日
光
›
この季節になると思い出すことがある。僕がまだ小学五年生の時だ。僕は鼓笛隊でスネア・ドラムを叩いていた。夏が終わり、秋の風が少し肌寒く感じられる頃だ。 ある日、学校の近くの養護施設で文化祭があるので、ドラムを教えて欲しいと頼まれた。頼んできたのは「光」と...
2005年9月24日土曜日
永遠と一日
›
この世に生を受け、はや四十年も後半にさしかかった。 夏が過ぎ、季節は確実に秋である。 うまい言い回しも、気の利いた表現も、人を魅了する文体も、僕は興味がない。 むしろ、いまここで吐かなくてはならない切実な言葉を選びたい。 切実。 これは、僕らが置き忘れて久し...
2005年9月19日月曜日
さんぽみち
›
阿佐ヶ谷。 駅の南口をでると、青梅街道へとのびる通りがある。 「中杉通り」だ。 僕は中央線沿線で暮らすことが多かったが、何故か阿佐ヶ谷に住むことはなかった。 リヤカーを引きながら、中野や高円寺をうろうろしながら引っ越したことはあったが、阿佐ヶ谷は僕にとって...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示